『半地下の家族』の絵の正体を考察【本当にダソンの自画像?】
初めまして。映画大好きな理系男子のオレンジです。
この記事を読んでいるということは、映画「パラサイト 半地下の家族」を観たうえで、あの”絵”が気になっているということですね?
パク家の末っ子「ダソン」が描いたあの絵、とても奥が深そうですよね。
実はあの絵には、とんでもなく怖い意味が隠されていたのです。
それでは、ダソンの絵について考察していきますね。
ダソンが描いた絵は誰がモチーフ?
映画館で2回目の『パラサイト』見てきました。
— ビアンキ (@pxaU3SzD4vVnsXQ) June 20, 2020
考察を読んで震えたのが、息子のダソンが描いたというこの自画像。
よく見たら″アイツ″じゃないか‥ pic.twitter.com/1hrX359Hp1
ダソンが描いた絵は、本当に母「ヨンギョ」が言うようにただの自画像なんでしょうか?
私はもっと深い意味があると思います。
そこで、ダソンの絵を考察してみましょう。
まず、ダソンの描いた似顔絵が誰かの顔に似ているような気がしませんか?
そう、地下室に住む不気味な男「グンセ」です。(前の家政婦の夫)
ダソンの描いた似顔絵とグンセの顔と比較すると、とてもよく似ているんです!
ダソンがグンセの似顔絵を描いたことを裏付ける証拠として、ダソンは数年前の誕生日に地下室の幽霊の姿を見て失神したことがあります。
この地下室の幽霊こそ、グンセなのです!
したがって、ダソンは自分の自画像ではなく、トラウマとなった幽霊(グンセ)を描いたのではないかと思われます。
ダソンはラストの悲劇を予知していたのかも
ダソンの描いた絵の中には、グンセの似顔絵の横に”上向きの矢印”が描かれています。
この矢印、私は”地下室から何者かが上がってくる”ことを意味しているんじゃないかと思います。
ダソンは、自分の誕生日にグンセが地下から這い上がり、惨劇を起こすことを予知していたのかもしれません。
とても恐ろしいですね。
グンセを演じた俳優
ダソンだけでなく、映画を観た私たちまで”恐怖”を感じたグンセですが、どんな俳優さんなのか知りたくないですか?
グンセを演じた俳優が他の作品ではどんな役を演じているのかとても気になったので、少し調べてみました。
俳優名:パク・ミョンフン
1999年にミュージカルデビュー後、舞台や独立映画で経験を積む。
「パラサイト 半地下の家族」で注目を浴び、一気にブレイク。
🍑映画『パラサイト 半地下の家族』
— まつばら (@matsubara_m916) January 8, 2021
半地下よりもさらに下に住むリスペクトおじさん(グンセ)は、蔵書や芸術を嗜む感性から推察すると、事業に失敗するまではインテリだった模様。
しかし地下に堕ちた今、諦め、思考停止して、ただ富裕層からの恵みにもならない恵みをリスペクトするしかない。 pic.twitter.com/W2auk8g4zP
出典 wowKorea
これがあの「グンセ」と同一人物です。まったく雰囲気が違いますよね?!
俳優さんって、雰囲気からちょっとした仕草まで、完璧にその役に成り切ってしまうんですね。さすがと言わざるを得ません!!
ちなみに、グンセを演じた「パク・ミョンフン」は大ヒット韓国ドラマ「愛の不時着」にも出演していました。
『半地下の家族』の絵の正体【本当にダソンの自画像?】まとめ
今回は、「パラサイト 半地下の家族」でダソンが描いた自画像について考察しました。
考察をまとめておきますね。
・ダソンが描いたのは、地下室の「グンセ」の似顔絵だった
・ダソンはグンセが誕生日に惨劇を起こすことを予知していたのかもしれない
絵1枚だけでも様々な考察ができるので、やはりこの映画は奥が深いですね。
この考察を踏まえたうえで、もう一度「パラサイト 半地下の家族」を観てみると面白いかもしれませんね。
ダソンの絵についてもっと深堀出来るかもしれません。