『半地下の家族』家政婦の謎を解明【クビ理由や2人前の意味とは】

「半地下の家族」家政婦の謎

初めまして。映画大好きな理系男子のオレンジです。

映画「パラサイト半地下の家族」の家政婦についての謎が残っている方は多いと思います。

家政婦がクビになった理由やパク社長が言った「2人前」の意味など、気になる点が多いですよね。

そこで今回は、家政婦に関する謎を解明したいと思います。

前の家政婦がクビになって、キム家の母が新たな家政婦として雇われることになります。

なぜ前の家政婦はクビになったのか。それは、キム家がそうなるよう仕向けたからですね。

キム家が家族ぐるみで「家政婦は結核」であるように仕立て上げます。

そして、キム家の父「ギテク」がさりげなく「家政婦は結核だ」とパク社長の妻「ヨンギョ」に伝えます。

・結核にも関わらず家政婦を雇っていたことが夫にバレたら、ヨンギョはひどい目に合う

・ギテクは、自分が家政婦を陥れたことを本人に知られたくない

この2点から、ヨンギョは”結核”のことは一切言及せずに家政婦をクビにしました。

「半地下の家族」ヨンギョが家政婦をクビにする

家政婦をクビにするとき、ヨンギョは家政婦に何と言ったのでしょう。

これについては、作中では詳しく語られていません。

しかし、家政婦のクビ理由についてポン・ジュノ監督は次のように話していました。

“Mrs. Park says ‘We don’t need a housekeeper anymore; I will do it myself.’”

出典　IndieWire

これを翻訳すると、

「ヨンギョは”もう家政婦はいらない。自分でやることにしたわ。”と言ったんだ」

となります。

「家のことはすべて自分でやるから家政婦はいらない」という口実で家政婦をクビにしたんですね。

作中、パク社長（ドンイク）が「家政婦の唯一の弱点は2人前食べてしまうこと」と話していました。

これはどう意味でしょうか。

ネタバレになりますが、家政婦はパク家の地下室に夫をかくまっていました。

家政婦は夫に食べさせるために、多めの食料（＝2人前）をもらっていたのです。

いや～、改めて”2人前”の意味を知ると、とても恐ろしいですね。

今回は、「半地下の家族」の家政婦の謎について解明しました。

これで家政婦に関する疑問は解消できたでしょうか。

この映画には様々な伏線が散りばめられているので、考察のしがいがありますね！

伏線を知ったうえでもう一度「半地下の家族」を観ると面白いかもしれませんね。

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